アメリカ人は勝負好きです。毎日の生活でも常に勝ち負けを競い合ってます。TV番組にも反映されて、一般の視聴者が参加する勝ち抜き勝負番組が沢山あり,いつでも何らかの勝負番組を放送しています。
全米視聴率 ナンバーワン,エアロのスティーブン・タイラーが審査員をしている "American Idol",それと全く同じような構成でどっちかがわからなくなる "America's Got Talent",優勝賞金4億円の "X Factor" などは世界中でも知られていると思います。
実はもっと沢山の勝負番組があります。簡単に紹介しましょう。
Sing Off
アカペラ・グループ同士の勝負番組ですが,レベルはおそろしく高いです。ユーチューブにもアップされているのでぜひ見て欲しいです。アメリカの素人のハモりはすごいですよ。
The Voice
オーディションの際に4人の審査員がシンガーに背を向け,声だけで合否を決めて自分のチームをつくり,その後はチーム同士が互いに勝負するという,意図のよくわからない番組ですが視聴率は高いようです。審査員の一人はクリスティーナ・アギレラです。
So You Think You Dance
ダンス勝負番組。見たこと無いのでわかりませんが。
Dancing With The Stars
挑戦者がセレブとペアを組んでダンス勝ち抜き勝負をする番組で人気が高いようです。
Chopped
腕自慢のシェフ達の課題の料理を3人の審査員が判定する,いわば「料理の鉄人」のバトル・ロイヤル版。
Sweet Genius
料理の鉄人「デザート編」のバトルロイヤル版。
Food War
アメリカの色々な街にあるハンバーガー同士,ピザ同士,ホットドッグ同士のライバル対決番組。何十年も続くローカルのライバル関係にわざわざ番組が決着をつけなくても良いと思うのですが。
Great Food Truck Race
アメリカで大人気のフード・トラックが売り上げを競いながらゴールを目指す番組です。売り上げを水増ししたのがばれて失格したトラックもいました。勝つために必死なんです。
Work Of Art
売れないアーティストが毎週異なる課題に挑み,審査員が合否を決める番組。はっきりした基準がないだけに難しい。
Top Shot
射撃の勝負。色々なシチュエーションでの命中率を競うわけですが,これに勝ってどんなメリットがあるのかよくわかりません。勝ちたいだけなんでしょう。
America's Next Top Model
見たこと無いですが,優勝者には賞金とモデル・エージェンシーとの契約とかあるんじゃないでしょうか。
MakeUp
特殊メイク・アーティストの勝負なので,ゾンビやエイリアンを毎週つくっているものと思われます。
The Biggest Loser
ダイエット勝負です。何十kgも落とす人がいるようですが,元の体重は何百キロもあります。
Car Warriors
改造車同志の勝負です。マッドマックスやスピード・レーサー系の見た目だけの改造です。
Ink Master
タトゥー・アーティスト、彫り師の勝負です。毎回モデルが大変なことでしょう。
題名は忘れましたが,障害物競走と料理の達人を混ぜ合わせた勝負番組もありました。シェフ達が走り回って体力を消耗し,撮影用の人口暴風雨の中でびしょびしょになりながら美味しいオムレツをつくる勝負とかやっていたようです。勝っても全然意味ないと思うのですが。今度は新番組で「自分の料理で太ってしまったシェフのダイエット勝負」が始まります。
本来は勝負と無関係なアートやダイエットまで勝負事にして勝ち負けにこだわるのがアメリカ人らしいです。
ここに書いた番組は全部 Youtube で見ることができます。興味のある方は是非どうぞ。
いまや YMO のSF公演とは何の関係もなくなってしまったパート3続けます。
YMO のサンフランシスコ公演の翌日,とんぼ返りでロサンゼルスに戻り,サンセット通りのハウス・オブ・ブルース(House Of Blues)に出かけました。H.O.B.といえばメジャー・アーティストも出演する有名なライブハウスです。そこに今ミックスしているインディ系のバンド The Green Almighty が初めて出演するので行ってきました。ストレートなロックにユーモアと哀愁味が混じったいいバンドで気に入っています。ライブの動員がじわじわと増えてきた結果,ついに H.O.B. までやってきました。このバンドのファンには何故かきれいな女性が多いんです。嬉しいことです。
この日のライブも受けてました。

その彼等のプロモーションビデオ第一弾ができあがりました。メンバーの友人たちがカメラや照明機材を持ち寄ってベーシストの家のガレージで撮影したものです。
この曲のほとんどは、このガレージでプロツールズLEとラップトップで録音されました。ビデオ撮影も同じガレージです。これがほんとのガレージバンド。
http://www.youtube.com/embed/t2mXiMwDWxA
ミックスは僕の自宅、ビデオ編集はボーカルのティムの自宅です。
商業スタジオに行かなくてもHDクオリティでこういうものがホイと作れてしまう技術の進歩は凄いですね。
最近は Foo Fighters もファンの自宅ガレージに押しかけコンサートをやっている模様です。
http://www.foofighters.com/us/videos/garage-tour-full-length
ひょっとしたらガレージ演奏がはやるかも知れません。
とはいえ、こんなにお金をかけずにモノができてしまうのは嬉しい半面、作品に対するありがたみも少し薄れる気がします。
以前はローカルバンドにとってメジャーレーベルとサインするというのが一つのゴールでしたが、それもすっかり変わってしまいました。バンドが生きる道もずいぶん変化しています。これからの音楽再生のはクラウドが主流になっていくでしょう。このバンドは既に10曲以上録りためてありますが、そんな時代にCDの発売を目指してアルバムを作っていていいのでしょうか。大きな変化の中で色々と模索しながら進んでいます。このビデオを見て興味を抱かれた方、是非ご意見をお待ちします。
YMOツアーのパート2です。
今回のYMOのアメリカ2公演は実に31年ぶりになります。僕の友人に,このYMO公演を両方とも見るために仕事を休んでロスーサンフランシスコ間を車で往復したおじさん3人組がいます。ロスーサンフランシスコ間と言えば東京から大阪・神戸を越えて姫路の先あたりまでの距離,車で7時間以上かかります。アメリカ人の40代と60代のおじさん3人組が往復十数時間もかけてYMOを追っかけた理由が素敵です。
おじさんの一人は40代のパーカッション奏者です。今から30年以上昔,おじさんがテキサスの片田舎で中学生だった頃,夏休みにみんなで人気者の理科の先生の家に遊びに行きました。先生の家に遊びに行く時点でほのぼの感がたっぷりな話ですが,その先生が「僕が好きな新しくて素晴らしい音楽だ」とみんなにYMOを聴かせてくれ,その瞬間に彼の人生が決まったそうです。彼はそれ以来ずっと YMOのユキヒロさんのリズムに傾倒し,リズムを勉強してとうとうプロのミュージシャンになってしまいました。今ではサンプル,ループとノイズを駆使したテクノパーカッション奏者として活動しています。彼の人生最大の後悔は31年前のYMOアメリカツアーの時にまだ小さくて観に行けなかったこと。それが今年のYMO公演を知って大興奮,故郷の理科の先生に連絡したら先生もテキサスの田舎から参戦表明,もう一人の坂本教授のファンのおじさんも誘い込み,仕事を放り出して31年前見逃した幻のコンサートをおっかけて長距離ドライブ敢行, まるでロードムービーそのまんまのことをやってます。
この3人組の話を聞いて僕も何かしてあげたくなりました。ダメ元でツアーマネージャーに事情を話しバックステージパスが出せないか交渉したところ「うーん,本当はダメなんだけれど・・・」といいながらも3枚用意してくれました。3人のおじさんはコンサートを楽しみ,パスをもらってバックステージでYMO本人に会い,握手して記念写真を撮り放心状態のまま帰って行きました。ロードムービーは無事ハッピーエンドに終わったのです。
その翌日,ロスにとんぼ返りして別のライブに行ったら、そこでそのテクノパーカッションのおじさんとばったり会ったのですが,いきなり駆け寄ってくるとひざまずいて 手の甲にキスをしてくるのです。”I can't believe I met Yukihiro Takahashi. Yukihiro is my god. Thank you for taking me to him. Thank you thank you (ユキヒロ・タカハシに会えたなんて信じられない。ユキヒロはオレの神様だ。会わせてくれてありがとう,ありがとう)" と半泣き状態です。大袈裟なんですよね,こっちの人は。周りの人がその光景に驚いて輪ができ始めると,おじさん立ち上がって "I saw God! This man made it happen! (私は神に会った!この人のおかげだ)" と大声で説明しはじめたので慌てて止めましたが,その後どれほど感動しているか延々と語って離してくれませんでした。
さすがYMOすごいですね。30年以上前に,日本のことなど何も知らなかったアメリカの少年の人生を決定づけちゃうんだから。音楽の力です。
このブログのパート1をアップしたら twitter で「録音のシステムを知りたい」という返信をいただきました。フィードバックがもらえるのは嬉しいですね。
ステージ上の音はマイクや DI で拾われて splitter につながれ、そこで3分割されてそれぞれ メインのミキサー、ステージ横のモニターミキサー、そして我々の録音機材へと送られます。我々のところにやってきた信号は録音用のマイクプリアンプを通り、新たな splitter で2分割されてからメインとバックアップの2つの録音システムへと送られます。
今回使ったのはマイクプリが Neve 1073 を8本と API の8ch モデルが5台40ch分 で合計48ch。録音機材はメインがプロツールズ、バックアップが Tascam のX-48 というスタンドアローンのレコーダーでした。バックアップで録った音源はメインに問題がなければ使われません。使われない公算が大きい録音は簡単に済ませたいので Tascam X-48 が選ばれたのですが、使うのはこれがはじめてです。これがなかなか言うことを聞かない気難しい機材でした。 この写真、左がプロツールズ、右がX-48の画面で、下に見えてるのが NEVE のプリです。

というところでパート3へ続く…
久しぶりの blog 再開となります。
また頑張るぞ!
今年の6月末,





CNN でミック・ジャガーのインタビューを見ました。血色も良く元気そうでした。ジミヘンもジョン・レノンもカート・コバーンも死んじゃったけど,やっぱり元気で生きていることが一番だなぁとしみじみ感じます。
アメリカはよく訴訟の国だと言われます。僕は裁判沙汰とは関係ない生活をしていますが,長く住んでいると思いもかけず裁判にかかわることがあります。
アメリカ人が好きなのが集団訴訟(Class Action)。最近,二件の集団訴訟にかかわりました。
最初は,知らない弁護士から手紙が送られてきます。
その内容は「これこれの理由で○○社を相手取って訴訟を起こします。あなたはこの訴訟に参加する資格があるので同封の委任状にサインして送り返してください」というもの。そうすることで原告団の一人になるのです。裁判に勝つと賠償金が入ってきますが負けても何も払う必要ありません。
去年の一件目は電話会社のAT&T社相手の訴訟でした。AT&Tの提供するネット回線が広告より遅いというのが訴訟の理由です。僕は最初AT&TのDSLを使っていたのですが,あまりに遅いので別会社の回線に乗り換えました。同じめにあった誰かが頭に来てAT&Tを訴えたようです。ここではりきるのが弁護士達。賠償金のパーセントが懐にはいるので,被害者を多く集めれば集めるほど自分の取り分が増える計算です。全米のAT&Tの顧客に手紙を出し,委任状をかき集めてから集団訴訟をおこしました。
二件目は風邪薬です。副作用や薬害の話しではないので,おそらく薬を飲んでも効かなかったと誰かが訴えたのでしょう。僕もその風邪薬を使ってました。この時は集団訴訟のサイトに行ってその薬を何箱買ったか自己申告し全権委任をクリックするだけで手続き完了。
個人で大企業のAT&Tや製薬会社を相手に訴訟するなんて普通はあり得ません。ところが委任状にサインすればどこかで誰かが全部やってくれるのです。勝てば幾らかはいるし負けたところで損はしないので,当然手続きしました。その後何ヶ月もたって忘れた頃に小切手が2通送られてきました。金額はAT&Tが$105,風邪薬が$40ほど。裁判か示談が成立したのでしょう。この合計$145は昨年の不労働所得なのでちゃんと申告しておきました。
今は家のローン会社の計算がおかしいという集団訴訟がおきています。僕も当事者で原告団の一人です。今年は幾らはいるのか?
豆知識,
日本でも普通に使われる英語「ボーイフレンド」と「ガールフレンド」ですが,アメリカでは日本と意味合いが違うので注意がいります。
女性が言う「ボーイフレンド」は男友達ではありません。恋人です。「ガールフレンド」は普通の女友達です。
男性が使う場合は「ガールフレンド」は女性の恋人。「ボーイフレンド」は男性の恋人です。
「ボーイ」「ガール」と言っても年齢は関係ありません。
女性アイドルが「ボーイフレンドは沢山いるけど,特定の相手はいません」などと言ったら「沢山の男と寝てる」と受け取られ,どん引きされます。こういう場合は「Male Friend」を使います。男性も同様です。
日本語の「ボーイフレンド」と「ガールフレンド」は「male friend」「female friend」と言い換えるのがいいでしょう。
CNN でミック・ジャガーのインタビューを見ました。血色も良く元気そうでした。ジミヘンもジョン・レノンもカート・コバーンも死んじゃったけど,やっぱり元気で生きていることが一番だなぁとしみじみ感じます。
アメリカはよく訴訟の国だと言われます。僕は裁判沙汰とは関係ない生活をしていますが,長く住んでいると思いもかけず裁判にかかわることがあります。
アメリカ人が好きなのが集団訴訟(Class Action)。最近,二件の集団訴訟にかかわりました。
最初は,知らない弁護士から手紙が送られてきます。
その内容は「これこれの理由で○○社を相手取って訴訟を起こします。あなたはこの訴訟に参加する資格があるので同封の委任状にサインして送り返してください」というもの。そうすることで原告団の一人になるのです。裁判に勝つと賠償金が入ってきますが負けても何も払う必要ありません。
去年の一件目は電話会社のAT&T社相手の訴訟でした。AT&Tの提供するネット回線が広告より遅いというのが訴訟の理由です。僕は最初AT&TのDSLを使っていたのですが,あまりに遅いので別会社の回線に乗り換えました。同じめにあった誰かが頭に来てAT&Tを訴えたようです。ここではりきるのが弁護士達。賠償金のパーセントが懐にはいるので,被害者を多く集めれば集めるほど自分の取り分が増える計算です。全米のAT&Tの顧客に手紙を出し,委任状をかき集めてから集団訴訟をおこしました。
二件目は風邪薬です。副作用や薬害の話しではないので,おそらく薬を飲んでも効かなかったと誰かが訴えたのでしょう。僕もその風邪薬を使ってました。この時は集団訴訟のサイトに行ってその薬を何箱買ったか自己申告し全権委任をクリックするだけで手続き完了。
個人で大企業のAT&Tや製薬会社を相手に訴訟するなんて普通はあり得ません。ところが委任状にサインすればどこかで誰かが全部やってくれるのです。勝てば幾らかはいるし負けたところで損はしないので,当然手続きしました。その後何ヶ月もたって忘れた頃に小切手が2通送られてきました。金額はAT&Tが$105,風邪薬が$40ほど。裁判か示談が成立したのでしょう。この合計$145は昨年の不労働所得なのでちゃんと申告しておきました。
今は家のローン会社の計算がおかしいという集団訴訟がおきています。僕も当事者で原告団の一人です。今年は幾らはいるのか?
豆知識,
日本でも普通に使われる英語「ボーイフレンド」と「ガールフレンド」ですが,アメリカでは日本と意味合いが違うので注意がいります。
女性が言う「ボーイフレンド」は男友達ではありません。恋人です。「ガールフレンド」は普通の女友達です。
男性が使う場合は「ガールフレンド」は女性の恋人。「ボーイフレンド」は男性の恋人です。
「ボーイ」「ガール」と言っても年齢は関係ありません。
女性アイドルが「ボーイフレンドは沢山いるけど,特定の相手はいません」などと言ったら「沢山の男と寝てる」と受け取られ,どん引きされます。こういう場合は「Male Friend」を使います。男性も同様です。
日本語の「ボーイフレンド」と「ガールフレンド」は「male friend」「female friend」と言い換えるのがいいでしょう。
前回の blog を書いてから気になっていることが一つあります。
それは「ペルー風中華料理」の店 ホセ・アントニオです。
ペルーと言えば「コンドルは飛んでいく」の国です。
中華との組み合わせは冗談にしか聞こえません。
ところがこの話をしてみると,中南米出身の友人達から意外なことを教わりました。
中南米では「ペルー料理は美味しい」は常識,ペルーは「美食の国」として有名なんだそうです。
また古くから中華系移民が多いので,中華料理はペルー風にアレンジされて広く市民に親しまれ大変美味しいらしいのです。
そう聞くと食べてみたくなりませんか?
というわけで行ってきました,ホセ・アントニオ。
ランチタイムに入ってみると,客はみなペルー人(多分)でにぎわってます。
メニューには普通のペルー料理もありますが,スペイン語で書いてあるし料理の名前も知らないのでやっぱり中華料理を頼みます。
ランチセットの中から「ワンタンスープとチャーハン」を注文して待つこと20分,でてきたのがこれです。
店の内装も食器も南米風で,中華料理の雰囲気はありません。
ところが,食べてみてビックリ仰天,驚天動地,オ・イ・シ・イ!のです。
夢中で食べ終わると,店の親父が僕のテーブルにやってきました。初めてやってきた東洋人の客を店の奥からチラチラ見ていたので興味があったのでしょう。
「料理はいかがでした(How did you like our food?)」と聞くので「ペルー風中華は初めてだけどすごく美味しかった(This was my very first Peruvian Chinese food and it was very delicious)」と返事すると,親父は胸をはって話し始めました。
「ペルー料理は世界五大料理の一つなのです(あと四つはどこだ?)」
「ペルー中華は中国の料理とスペインの技法とインカのスパイスが混ざっているのです」
「ペルーに住む中国人は本国の中国人を気の毒に思っているのです,だってペルーの中華料理のほうが美味しいのですから」
「世界一の中華料理はペルーにあります」
言うことがどんどんエスカレートしていきます。
途中で親父の口上の隙を突いて「僕は日本人だよ」と言うと,
「よく中国人が私の店の看板を見て笑っています,彼等は何も知らないのです」と悲しそうな表情をうかべて嘆いてみせ,
「日本大使館の占拠事件の時のフジモリ大統領は見事でした,彼こそペルーの英雄です」などと脱線しはじめました。最後のコメントは多分,日本人の客へのリップサービスで自分でも何を言ってるのかわかってないのでしょう。
帰るときにペルー名物「インカコーラ」を買って帰りました。
コーラと言っても液体は黄色。すこし駄菓子屋の味ですが美味しかったです。
ペルーにこんな素晴らしい食文化があったことを全く知りませんでした。
また行くのが楽しみです。
みなさんもペルー中華の店を見つけたら是非試してみてください。
ロサンゼルスは色々な人種が住んでいるので食もバラエティにとんでいます。うちの近所でも普通のアメリカン・フードにイタリアン,メキシカン,インド,中華,和食レストランは当たり前ですが,最近見かけるのがそれらを無理矢理合体させたレストランです。一箇所であれもこれも食べられるというのが狙いなんでしょうが,食べたくなるかどうか微妙な組み合わせもあります。
ウチの近所のスシ&韓国焼き肉屋「大阪」。従業員に日本人は一人もいません。スシも焼き肉も好物ですが...。

スシ&シーフード&ジンギスカン・レストラン。最初の二つはわかるんですが,何故にジンギスカン?LAではジンギスカンは結構人気があるので,普通に合体したのでしょうね。

近所にあらわれたハンバーガー&スシ屋,King's Burger. ここでスシを食べたいだろうか?

一番驚いたのがこれ,ホセ・アントニオのペルー&中華レストラン。一体なにが出てくるのか?

国籍不明「ハングリー・忍者」。料理はアジア風の炒め物を皿にドンと盛る感じ。

レストランじゃないけどウチの近所の店で車のパーツ店「ダークサイド」。看板にはバランスがややくずれた日本語で「暗い方」とあります。

10年ほど年前まで,アメリカはチョコレートの後進国でした。
ヨーロッパや日本のダークでリッチなチョコレートは知られてお らず,売ってるのは
ハーシーズの甘ったるいミルクチョコかナッツや キャラメルをまぜたチョコレート菓子
だけでした。
チョコレート好きとしては物足りなさを感じていたわけですが,ようやく最近になって
アメリカも追い上げてきました。
先週、アメリカで一番高いというチョコレートを買ってみました。

過剰なほど高級感を出す箱に入れられ,厳重な包装で届きました。
小さいチョコが12個入りで$19。
それぞれは親指の爪より少し大きく厚さは2ミリくらい。
同じものを日本で買うと8000円だとか。
さすがに美味しいんですが,実はあまりに小さくてよくわかりません。舌の 上に
のせてチョコの香りがフワッと口の中にひろがる頃にはもう溶けて 無くなります。
全部一度にほおばると味がよくわかると思うのですが,値段を考えるとそんなこと
できません。
豆知識,
先日,ミックスのチェック用にMP3 で音源を送ったら,
こんなテキスト・メッセージが返ってきました。
"The shit. It's killing"(クソ。殺してる)
さてミックスは気に入られたのでしょうか?
日本の業界用語は言葉を逆さまに言いかえますが(今時そんな人いるのか?),
こちらでは反対語を使います。
有名なのが
"He's bad" (あいつは格好いい)
bad=good ですが優等生的 goodではありません。
やばく格好良いのが bad で少し畏敬の念が感じられます。
Michael Jackson の”He's bad, he's bad, he's really bad" がこれですね。
"The cat is the baddest motherxxcker"(あのミュージシャンは超最高だ)
cat(ネコ)はジャズ業界の古いスラングでミュージシャン。
baddest は badの最上級ですが正しい英語は bad, worse, worst です。
motherfuxxer は英語で最低の言葉なので,最高の褒め言葉として使われます。
同じように "That's the shit !" とか "It's killing !" も褒め言葉です。
ただ,こういったスラングは使い方が難しく,時と場所と相手を間違えると
えらいことになるので僕はほとんど使いません。
というわけで,ミックスはとても気に入ってもらったようです。
ジャズの帝王と呼ばれたマイルス・デイビスは1991年に亡くなったあとも人気が全く衰えません。未発表音源やボックス・セットがどんどん発売されてますが,その音源を管理しているのがマイルスの甥で自身もドラマーである Vincent Wilburn Jr. です。
その Vincent を中心にマイルス・バンドゆかりのミュージシャン達が集まってジャム・セッションをしているところに遊びに行きました。ゆるーいバイブでリラックスしながらも,出てくる音はまるで "In A Silent Way" か ”Bitche's Brew" !
この人達はごく普通に演奏すると「あの」音が出てくるんですよね,まったく。
真ん中が Daryl "The Munch" Jones。
若干22才でマイルス・デイビス・バンドにスカウトされた天才ベーシストです。マイルス・バンドの後は,ビル・ワイマンが抜けた後のローリング・ストーンズの全ての録音とツアー,マドンナ,クラプトン,ピーター・ガブリエル,スティング等で常に忙しい人。
セッションに現れた早々,ポテトチップスとベースを両手に持って手がふさがりウロウロするところがかなりおかしい。どちらかを置けばいいのに。The Munch(モグモグ,ムシャムシャ)という仇名がわかります。ただ,一旦ベースを弾き出すとあまりの凄さにこちらはただ絶句するのみ。
その横が Vincent Wilburn Jr,顔は怖いけどおもろいおっちゃんです。彼の家はマイルスゆかりの品々でいっぱいです。
壁に飾ってあるマイルス画伯の油絵,勝手に写真撮りました。

壁にはマイルスの数々のゴールド・ディスクや表彰状がかけてあります。
それ以外にもジミ・ヘンドリックス,ボブ・マーリー,スライ・ストーン,モハメッド・アリ,ジャック・ジョンソン,ロバート・ジョンソンなどの写真や絵が飾ってあります。ブラック・ミュージシャンのヒーロー像がわかりますね。
つくづく感じたのは,マイルス・デイビス家というのはブラック・ミュージシャンのロイヤル・ファミリーだということ。実際にマイルスはフランス政府から叙勲され,ナイトの称号を授かっています。20世紀でマイルスに匹敵する芸術家はピカソだけ,というのが僕の意見であります。
日本語ですが「マイルスを聴け!」という本があります。なかなかに面白いので, Vince に見せたところ,読めないのに「欲しい!欲しい!」と言うので日本から新しいのを一冊手に入れないといけません。